「合成ポリマー」が問題視されている本当の理由!あなたの化粧品は大丈夫??

『合成ポリマー』という言葉、皆さんは聞いたことがありますか??
合成ポリマーとネットで検索するといろんなマイナス意見が出てきますが、これは化粧水や美容液に多く含まれている物質で、私たちの肌にあまり良くない影響を与えるとして今問題視されているんです。
では、合成ポリマーとはいったい何なのでしょうか。今回はその正体と、気を付けたい事をお話したいと思います!
◆これが合成ポリマーの正体
一言で「合成ポリマー」と言っても、化粧品の成分表にそう表記されている訳ではなく、様々な成分をまとめて合成ポリマーという言い方をします。
合成ポリマーは以下のとおりです。
・カルボマー
・ジメチコン、トリメチコンなど、最後に「メチコン」が付いているもの
・シロキシケイサン
・シロキサン
・アルリル酸
・メタクリル酸
・セルロース
・加水分解コラーゲン
などなど
乳液やクリーム、オールインワンジェルやハンドクリーム、リップクリーム、とろみのある化粧水や、洗顔フォーム、ファンデーションやチークや口紅などのメーク製品には必ずといっていいほど、これらの成分が入っています。
むしろ、市販の化粧品でこれらの合成ポリマーが配合されていない製品をみつけるのは至難の業です。
香料や防腐剤不使用と謳っている無添加化粧品や自然派化粧品にもこれらは多く配合されているんです。
◆肌に与える悪影響とは?
では合成ポリマーが良くないと言われている理由をお話します。
◎合成ポリマーは肌の表面をラップのように覆ってしまう
一番よく聞くのがこの意見。
合成ポリマー入りの化粧水などを使うと、肌がツルっと潤うので一見「肌がツルツルになった♪」と喜んでしまいますが、これこそがラップで覆ってしまっている状態なんですね。
そうなると、肌が持つ排出機能が上手く働かなくなり、結果的に肌に大きなダメージを与えていることになるんだそうです。
◎肌に乗せると落ちにくい
合成ポリマーには落ちにくい物が多く、そのコーティングをしっかりと剥すためには洗浄力の強いクレンジングや洗顔料が必要になるんだとか。
いつもの化粧落としてだけでは落としきれず肌に残ってしまっていたり、またそれを落とそうとして強力なクレンジングをして肌を傷めて老化を早めてしまうことが懸念されています。
◎肌質が変わってしまう
合成ポリマーのラップにコーティングされた状態が続くことで、皮脂の分泌量が減り肌が水分を保持できなくなってしまい、その結果乾燥肌になってしまう場合があります。
側でダメージが進んでいたとしても、ポリマーによってツヤツヤに保護されているので本来の肌の状態がわからなくなるから危険、という意見も。。。
◆合成ポリマーとの上手な付き合い方とは
肌のバリア機能やターンオーバーの働きを考えてみても、合成ポリマー入りの化粧品はやはり避けたほうがいいのかなあ、と思ってしまいますよね。
とはいえ、乾燥気味のときなどは即効で潤うし、なんだかんだ言ってもとても便利な合成ポリマー。価格もお手頃なものが多く、全面から否定することもできないのが事実。
その性質をきちんと理解した上で上手に付き合っていくことが大事なのかもしれませんね。