「タクティールケア」ってどうやるの?触れるだけで不安やストレスを和らげる


タクティールケア

タクティールケアという言葉は知っていますか?スウェーデン発祥の、柔らかく優しくなでるケア方法で、心地よさや安心感、痛みの軽減をもたらすものです。

■老若男女に効果的なケア

タクティールケア誕生のきっかけとなったのが、未熟児ケアを担当していたスウェーデンのある看護師の方だそうです。自分の手を用いて母親が幼い我が子を慈しむように、乳児の小さな身体を母親に代わり毎日優しく触れていたところ、体温は安定し体重の増加がみられ、触れることの有効性が確証されました。
そして、乳児から高齢者まで、健康な方から看護や介護の必要な方まで幅広く活用できるタクティールケアにたどり着きました。

■気になる効果は・・・

触れるだけでどうして効果が表れるの?と思われるかもしれませんが、「安静ホルモン」や「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンホルモンの分泌と、痛みをやわらげるゲートコントロールにより様々な効果があります。脳障害、リハビリ、知的障害、脳性麻痺の患者の症状が改善されたり、認知症やガン緩和ケアにも活用されたりしています。
タクティールケアを受けた人は穏やかな気持ちを体感でき、自分自身の身体の認識や自己意識を向上させることが出来ます。そしてオキシトシンホルモンは触れられた人にだけ分泌されるのではなく、触れている人にも分泌されるため、施術者も心地よさと安心を感じることが出来るのです。

■一概に決まってはいないケア方法

タクティールケアの方法というのは、これといったはっきりとした決まりがあるわけではありません。マッサージと違い、手や背中、足などを柔らかく包み込むようにゆっくりなでましょう。なでるのは素肌でも服の上からでも構いません。
指先はゆったりと閉じ、一度手を添えたら、初めから終わりまで離さないことが大切です。首の後ろから肩の方へ左右になで下ろしたり、腰から肩へくるくる楕円を描きながらなで上げていったりします。力加減は、自分の太ももで一度試して気持ちの良い力加減を調整しましょう。

触れることで自然に相手との信頼関係を深めることが出来るタクティールケア。一度試してみてはいかがですか?